ふ:kobayashi38
遠藤です、
ホワイト
「やぁ、久しぶりだね」 その男とは初めて会ったはずである。 そのはずなのだが、なぜか既視感を覚える。 「クスクス、忘れてしまったのかい?前世でキミのファミリーを_してあげたのにな」 その男はいきなり物騒であり奇妙な事を言い放つ。 私に恐怖と共に怒りの感情がこみ上げてくる。 「フフッ、冗談だよ。ただのジョークさ」 その男は笑い声と共にコミカルな仕草をしたのだが、目は全く笑っていない。 「まぁいいさ。ボクの名前は遠藤です。キミに会えて光栄だよ」 その男は握手を求め近付いてくるのだが、己の体が拒否反応を示す。この男は危険だと。 「おやおや、シェイクハンドは苦手かい?別にボクはハグでも構わないんだよ?」 体が動かない。しかし、その男から目が離せない。夜のせいか服装もよく分からない。あれ?今は夜だったのか?そしてここはどこなんだ?? 気付いたら男と決めていたが、私は何をもってコイツを男と認識していたのか...?年齢を感じさせない。まるで子供のような老人のような、まるでもう_でいるような...。 そして先程差し出されたモノは本当に手であったのか? もし掴んでいたらどうなっていたんだ?! 分からない!分からない!なんなんだ一体!? 「クスクス、苦悩しているようだね。それこそが人間の本来あるべき姿なんだよ。でも、これ以上は今日のキミには耐えられないだろう。だから、see you again」 ---気が付くと、私はいつも通り携帯電話を握っていた。 私は疲れているようだ。今日は早めに休もう。 でもなぜだろう、私の背中に気配を感じるのは。じっとりとこびりついて剥がれないようなこの感覚は...。 『もう1度言おう。ボクの名前は遠藤です。空想と現実の狭間の中でキミの生死を司るただの道化さ...!!』 NGワード ### Twitter @HEATforest
